仰山公園

　オリンピック森林公園といえば、誰もしているかもしれない。しかし、その隣に隠された美しい公園、仰山公園とはあまり知られていないだろう。

　仰山公園は北京市朝陽区北五環にある仰山橋の南東の方にある、その西側には有名なオリンピック森林公園がある。仰山公園には中国全土100名の市長がオリンピックのために植えた市長林がある。

　西門から入る、小さな広場が見える。広場の両側には12本の石の柱が並んでいて、柱の上に様々な模様が刻まれている。

　森の小道に沿って公園の奥まで歩くと、さまざまな彫刻が目の前に現れる。それらの彫刻も公園の最も主要な景観である。彫刻はほとんど動物に基づいて作ったもので、生き生きとしてとても綺麗だ。

　擬人化された2匹のラブラブな小猫が頼りあって立っており、幸せな表情で面白い。おとなしいシカであろうと、凶暴なライオンであろうと、子供に対する深い愛情は言葉や表情に現れ出っている。

　動物の造り以外に、とても不思議で美しい彫刻もある。それは読書に没頭している2人の女の子の姿である。彫刻の隙間から、二人の専念している横顔が見える。まるで美しい絵のようだ。

　仰山公園の真ん中には、仰山湖と呼ばれる大きな人工湖がある。湖の面積は数百畝(1畝は約6.667アール)で、水面は広い。湖は鏡のように静かで、岸のシダレヤナギ、湖の中の小さな島、湖畔のパビリオンを映している。

　湖の真ん中には美しいパビリオンの島があり、夕日の下で特に美しい。島を散歩しながら、まわりのシダレヤナギの間の彫刻の動物たちが周囲の雰囲気を醸し出し、美しい湖畔の風景を照り映え、仰山公園のハイライトとなっている。

　公園には観光客が少なく、とても静かだ。小さな橋を渡り、水の流れる音がさらさらとしている。ここを歩いて、新緑の中で遊んだり、花見をしたりするなど、まるで桃源郷にいるようだ。