鐘鼓楼

鐘鼓楼は北京の南北中軸の北端に位置する古代建築群です。北京東城区地安門外大街の北端に位置し、全国重要文化財保護部門です。鐘楼と鼓楼は前後に並び、雄大で壮観です。

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基本情報

鐘鼓楼

 鐘鼓楼は北京の南北中軸の北端に位置する古代建築群です。北京東城区地安門外大街の北端に位置し、全国重要文化財保護部門です。鐘楼と鼓楼は前後に並び、雄大で壮観です。元、明、清の時代には都の時報(正確な時刻を知らせること)に利用されていました。

 鐘鼓楼は中国古代に時刻の放送のために作られた建築です。鐘と鼓はもともと古代の楽器です。中国古代の鐘鼓楼は漢代に起源し、歴史の記録によると漢代には「朝は鼓を打ち、夜は鐘を鳴らす」という「晨鼓暮鐘制度」がありました。唐の都である長安はにぎやかな都で、「里坊制」という構造となっていました。つまり「里坊」を単位とし、各里坊を城壁で分け、周りまたは両側に門を設け、定時に開けます。また、宮城正門の承天門には鐘鼓が設置され、全城の時報の中心として、承天門の鐘鼓の音によって各坊門と宮門を開きます。元代の大都(今の北京)には、宮城の北にも鐘楼と鼓楼が建てられました。

 北京鼓楼は南向きであり、「重檐三滴水木構造」の楼閣建築であり、高さ46.7メートルです。4メートルの煉瓦台の上に建てられています。東西幅約56メートル、南北幅約33メートル、台の周りには宇壁があります。...

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鐘鼓楼

 鐘鼓楼は北京の南北中軸の北端に位置する古代建築群です。北京東城区地安門外大街の北端に位置し、全国重要文化財保護部門です。鐘楼と鼓楼は前後に並び、雄大で壮観です。元、明、清の時代には都の時報(正確な時刻を知らせること)に利用されていました。

 鐘鼓楼は中国古代に時刻の放送のために作られた建築です。鐘と鼓はもともと古代の楽器です。中国古代の鐘鼓楼は漢代に起源し、歴史の記録によると漢代には「朝は鼓を打ち、夜は鐘を鳴らす」という「晨鼓暮鐘制度」がありました。唐の都である長安はにぎやかな都で、「里坊制」という構造となっていました。つまり「里坊」を単位とし、各里坊を城壁で分け、周りまたは両側に門を設け、定時に開けます。また、宮城正門の承天門には鐘鼓が設置され、全城の時報の中心として、承天門の鐘鼓の音によって各坊門と宮門を開きます。元代の大都(今の北京)には、宮城の北にも鐘楼と鼓楼が建てられました。

 北京鼓楼は南向きであり、「重檐三滴水木構造」の楼閣建築であり、高さ46.7メートルです。4メートルの煉瓦台の上に建てられています。東西幅約56メートル、南北幅約33メートル、台の周りには宇壁があります。鐘鼓楼は元、明、清の都の時報センターとして古都北京のシンボル的な建築の一つであり、百年近くの歴史を持つ重要な文化財でもあります。

 鼓楼は古代の時報台です。清の時代には毎夜5節、夜8時(戌)は定更とも言います(又起更か初更)、10時(亥)は二更、12時(子)は三更、2時(醜)は四更、4時(寅)は五更、5時(申末卯初)は亮更つまり天明の意味です。定更と亮更にはまず鼓を打ってから鐘をつきます。二更から五更までは鐘だけをつき、鼓は打ちません。鐘鼓を打つ時はまず18回速く打ってから18回遅く打ちます。俗に言うと「紧十八,慢十八(急十八、緩十八)」ということです。緩急交代6回、合計108回打ちます。北京鼓楼には二つの機能層と真ん中にある暗層があり、横五間、奥行き三間、周りに廊下があります。城台(下層)の外側七間、奥行き五間、内部は「拱券構造」で、前後にそれぞれ三つの券門があります。東北の隅に門が一つあり、門の中には石段69級があります。そこから上に登ることができます。

 鐘楼は鼓楼の北方向約100メートルのところにあります。元々は元の万寧寺の中心閣で、至元九年(1272年)に建てられました。その後、戦争で破壊されました。永楽十八年(1420年)に鼓楼と共に再建され、鐘楼となりましたが、やがて再び破壊されました。清乾隆十年(1745年)にまた再建され、二年後に竣工しました。その時火災防止のためにレンガ構造にしました。後にはあ北京防空指揮部に事務所として使われたこともあります。鐘楼の敷地は約6000平方メートルで、「重檐歇山頂」の建築であり、通高は47.95メートルです。一階には券門があり、75級の石段で二階の本館とつながっています。主楼は横三間であり、上には黒い瑠璃瓦緑剪辺、下には漢白玉緑の須弥座で飾られています。周りには券門が設けられ、券門の左右にはそれぞれ石の彫刻窓があり、石の欄干に囲まれています。

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住所: 北京市東城区鐘楼湾臨字9号

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