全国農業展覧館

　全国農業展覧館と中国農業博物館は、中華人民共和国農業農村部に属する同じ機関の二つの呼び方です。全国農業展覧館は、1958年に国務院が建設を許可した首都の10大建築の一つで、その位置、規模、配置、様式などはすべて周恩来総理によって承認されたものです。1959年9月に正式的に開放されました。中国農業博物館は、1983年7月に国務院の許可を得て、全国農業展覧館をベースに建設された国家レベルの専門的博物館で、1986年9月に正式に開放され、2012年に国家一級博物館に評定されました。

　全国農業展覧館（中国農業博物館）は、党と国家の「三農」政策の発信、現代農業発展の成果の展示、農産物の流通と販売の推進、農業知識の普及、中国の農業文明の保護・継承・発展といった役割を担っています。全国農業展覧館（中国農業博物館）の敷地面積は43ヘクタールで、屋内利用可能な展示面積は21000平方メートル、屋外展示面積は約40000平方メートル、さらに会議室やホテルなどもあり、各種展示会や公共集団的活動のニーズに応えることができます。中国農業博物館の屋内展示面積は6600平方メートルで、「中国農業文明陳列」など6つの基本的な屋内展示が含まれています。屋外展示エリアは、古代伝統的農業庭園と現代科学的農業庭園の2つの部分で構成され、面積は約10000平方メートルです。国家愛国主義教育基地、全国青少年科学技術教育基地、北京科学普及教育基地、国際科学・平和教育基地などの称号を得ました。