宣武芸園

　宣武芸園は、北京市西城区槐柏樹街12番目に位置しており、面積が7.37ヘクタールであります。元は明の時代に再建された善果寺です。清の順治時代に北京で一番良いリゾートとの評判があり、特に北京の「八刹三山」（八つの古刹と三つの名山）の一つです。1950年代政府の企画で森林より徐々に宣武公園はに変わり、後に地震によって破壊されました。1983年に計画を建て直され、翌年に73,700平方メートルの面積を有する宣武芸園の建設が始まりました。

　宣武芸園は、伝統建築と現代の園芸芸術を統合し、江南園林景観のスタイルを参考した新型の都市園林であります。「優雅さ」と「静けさ」の特徴に焦点を当てています。「丁香書院」、「松竹滴翠」、「翠浮畳影」、「静雅園」と「緑波流音」といった5つの名所があります。

　庭園の正門は細かく緻密にデザインしたものです。正門の両側には、景色が描かれた壁とレンガの彫刻が並んでおり、シンプルでしゃれた感じがします。正門に入ると、目に入るのは岩組、静かな池、速く流れている滝という組み合わせた景観です。門を開くといきなり山が見えることが魅力点です。岩組を通過すると、芸園は東西の二つの部分に分かれています。東部は山水の風景が有名であり、「静雅園」、「丁香書院」を主な観光スポットとして、山石、亭、高殿、軒、橋などを用いて装飾し、静かな雰囲気があります。西部は山林の風景を重んじており、「松竹滴翠」、「緑波流音」、「翠浮畳影」、「醒狮園」などを主要な観光スポットとして、一見の価値があります。