長峪城民俗村

　北京の北西部の標高800メートルの山に、長峪城村というところがあります。西は門頭溝と河北省懐来県に隣接し、北は延慶に面し、五、六百年の歴史を持っています。昔から「リトルチベット」と呼ばれ、訪れた人は例外なくその景色に魅了されます。長峪城は山が起伏し、樹木が青々と生い茂り、空気が澄んでおり、又とない「天然酸素バー」です。

　チベットに匹敵する美しい風景もさることながら、長峪城村で最も特徴的なのは長城です。村の北側の丘には、2300年前に建設された燕長城があり、北京地区で最も高い長城です。城壁の大部分は破損したが、壁フーチング基礎の跡はまだぼんやりと見えます。

　長峪城村の面積は1,850ヘクタールで、決して大きな村ではないが、史跡が多く残っており、5つの文化財保護単位があります。長峪城は山奥にあるので、人通りが少ない。交通が遮断されているため、世俗的な汚染から隔離され、古代建築の痕跡がよりよく保存されています。村西の高台にある古刹は、今から数百年前に建てられました。この寺には、明の時代に鋳造された大きな鐘があり、鐘の音は依然として澄んでいて耳に心地よい。仏像や神棚がなくなったお寺もあるが、村人や観光客は相変わらず定期的にお寺に行って拝み、風習が形成されています。