中国映画博物館

中国映画博物館は現在、世界最大の国家級映画専門博物館で、中国映画誕生100周年を記念する象徴的な建築物で、中国映画の発展の歩みを展示し、映画科学技術を博覧し、映画文化を伝え、学術研究交流を行う芸術の殿堂だ。
中国映画博物館は米RTKL社と北京市建築設計研究院が協力して設計した。メインの建物の前方には、巨大なスクリーンと広場の断続的な斜めの壁が、「場記板」のような形の平面の組み合わせを構成している。建物はブラックをベースカラーとし、透かし模様の金属板をオーバーコートに使用することで、この光と影の芸術の殿堂を神秘的なベールに包んでおり、夜景の光に照らされて、さらに格別で魅力的なものとなっている。
中国映画博物館には20の展示室が設置され、展示ラインの長さは2970メートルで、映画1500本余り、写真4300枚余り、映画関係者450人余りを紹介している。
1階は『光と影で表わす華章奮闘新時代』中華人民共和国成立70周年を祝う大型テーマ展覧会で、新中国成立70年以来の中国映画の輝かしい歩みと新時代に入った輝かしい成果を十分に展示している。
1階の中央円形ホールには高さ25メートル、底部の直径約36メートル、最上階の直径約32メートルの環幕があり、これは国内最大の室内円錐筒構造異型曲面内掛スクリーンで、光と影が交わり、迫力満点の没入型シーンを表現している。
2階から4階までは「百年の歩み世紀の輝き」展で、中国映画の百年の発展の歩みを展示し、異なる時期、各段階の映画の発展と多くの映画関係者の重要な芸術的成果を展示し、映画制作の神秘を明らかにしている。
館内には6つのスタジオが設置されており、その中には1000人以上が同時に映画を鑑賞できる巨大な幕のホールが1つ含まれている。
場所：北京市朝陽区草場地南路9号