基本情報

蔡元培旧居

蔡元培の旧居は西の母屋の東の中庭にあり、南向きで、前庭に5室、東南の1室は通りとして使用され、中庭に3室、南の間に4室、左右にそれそれ1室の耳房があり、東西の区画に3室、裏庭の北の間に5室がある。
蔡元培の旧居の等級は当時の中流下層階級に属し、中華民国第6～9年（1917～1920年）に蔡元培が北京大学総長の任期中に借りた邸宅で、蔡元培の質実剛健の精神を体現している。五・四運動発祥の地のひとつとして高い記念価値がある。
一九一九年五月、パリ講和会議で北洋外交が失敗したという報せを受けた蔡元培先生は、五月二日に北京大学の食堂で学生代表会を開き、一〇〇人余りが参加した中で、パリ講和会議で帝国主義が結託し、中国の主権が犠牲になったことを語り、国家存亡の瀬戸際であると述べました。皆に奮起して国を救うよう呼びかけます。
蔡元培が五四運動に直接かかわっていた時代、中国の外交失敗の屈辱と愛国運動の激しさが胡同の栄光に火をつけたことから、「蔡元培故居」として残り、現在は東城区の愛国主義教育基地となっている。

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