種類:
必ず行く話題店TEL:
010-64155830今から十三年前の1994年、北京に20平米もしない小さな店がオープンした。最初は店の名前もなく、シンプルな民族衣装がショーウィンドウに吊らされるだけで、ここは服を売っている店のを示した。あれから六年後、街の取り壊しによってこの小さな店は北京の工人体育上の向う側に引っ越した。二個建てのこじんまりなビルだが、1階にはオリジナルデザインの衣装や民間コレクションから買い取った、中国の少数民族がよく使うエキゾチックなアクセサリーがずらり。2階に上がると、各地から集めてきた個性的な雑貨でいっぱい。北京の個性的な店を紹介する雑誌『小店物語』や旅行誌の《Best of Beijing》にも取り上げたこの店は今ちゃんと店名はある。その名は『布言布語』だ。
店の一番奥には壁一面が木製の収納スペース。ここで使った木は前の店の床材を再利用して作ったもの。中に入っているのは昔の商品や布、季節はずれの服など。新商品はみんな玄関付近に展示されていて、店にある小物できれいにコーディネートされている。
店の商品は中国の少数民族の衣装からヒントをもらい、長年の経験を持つ職人さんが伝統の織機を使って少し太めの糸で布を織り、シン...
今から十三年前の1994年、北京に20平米もしない小さな店がオープンした。最初は店の名前もなく、シンプルな民族衣装がショーウィンドウに吊らされるだけで、ここは服を売っている店のを示した。あれから六年後、街の取り壊しによってこの小さな店は北京の工人体育上の向う側に引っ越した。二個建てのこじんまりなビルだが、1階にはオリジナルデザインの衣装や民間コレクションから買い取った、中国の少数民族がよく使うエキゾチックなアクセサリーがずらり。2階に上がると、各地から集めてきた個性的な雑貨でいっぱい。北京の個性的な店を紹介する雑誌『小店物語』や旅行誌の《Best of Beijing》にも取り上げたこの店は今ちゃんと店名はある。その名は『布言布語』だ。
店の一番奥には壁一面が木製の収納スペース。ここで使った木は前の店の床材を再利用して作ったもの。中に入っているのは昔の商品や布、季節はずれの服など。新商品はみんな玄関付近に展示されていて、店にある小物できれいにコーディネートされている。
店の商品は中国の少数民族の衣装からヒントをもらい、長年の経験を持つ職人さんが伝統の織機を使って少し太めの糸で布を織り、シンプルで着やすい服に仕上げる。環境にやさしく、着心地はとても気持ちがいい。職人さんはほとんど少数民族出身で、色合いから柄まで、今まで見たチャイナードレスの雰囲気とは大きく違う。しかも日常でも着まわしできるようにデザインされ、中国でしか着れないなどの制限はない。
『布言布語』は工人体育場付近にある店を除く、北京の朝陽区や上海にも店をオープンした。日本の旅行サイトで北京旅行について調べたら、この店もよく出てくるから、人気があるという証だろう。ちょっと違う北京土産を買いたい方にはお勧め。
(写真はイメージです。)