基本情報

北京砖読空間

西四南大街を歩いていると、元代に建てられた万松老人塔のある小さくて控えめな中庭がみえます。この老人塔は北京市街地に現存する唯一の煉瓦造りの塔で、隣接する煉瓦塔胡同の名前の由来にもなっています。
2014年、この小さな中庭は書店、資料館、博物館を統合した公共読書スペースに生まれ変わり、北京砖読空間と名付けられ、最終的に正陽書局が委託事業者に選ばれました。
正陽書局は北京の歴史文学を専門とする書店です。砖読空間の「砖」は「専」の同音異義語であり、正陽書局が北京の歴史文学専門書店であることを意味すると同時に、「読書に専念しなければならない」という意味でもあります。また、ここのレンガやタイルのひとつひとつに長い歴史があることを暗示しています。本の香りだけでなく、まぐさや石柱など、昔の北京にまつわるものもあります。
暖かい昼下がりに正陽書局を訪れれば、かわいい猫「砖砖」がのんびりと昼寝をしているのに出くわすかもしれません。
楼閣を眺めたり、本を読んだり、お茶を飲んだり、猫をじゃらしたりするのは、北京の地元の人にとっても、外国人観光客にとっても、リラックスするにはいい場所です。...

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