基本情報

円明園遺跡公園

　円明園遺跡公園は北京市海淀区中部の東寄りに位置し、1988年に建てられました。その中には、山と水流、園林のレイアウトと建筑基址だけが残っており、その上に彫刻の迹が依然として見られます。「西洋館」の跡地に園史展示館が建てられ、人はここで拝観し、弔うことができます。
　実は、円明園は円明園、長春園、綺春園の3園からなります。敷地面積は350ヘクタールで、水面面積は約140ヘクタールで、庭園の風景が100余りあります。その建筑面積は16万平方メートルを超え、清朝の帝王が150余年間に建設し、経営した大規模な皇室宮苑です。
　ここは中国3000年余りの造園伝統を受け継ぎ、宮廷の建物のおっとりして美しさがあって、また江南の水郷の庭園の婉曲で含蓄があり、同時にヨーロッパの庭園建築形式を吸収して、異なった風格の園林建築を一体にさせる。円明園はその広大な規模、傑出する建造技術、精巧で美しい建物、豊富な文化の収集と学識の広くて深い民族文化の内包によって世に知られ、「すべての造園芸術の手本」と「万園の園」と誉められています。