基本情報

雲居寺

　隋の末期から唐の初期に建てられた雲居寺は、代々修繕を重ね、5つの中庭と6つの殿堂を形成しました。敷地面積は70000平方メートル余りです。寺院は西に位置し、東に向かい、山と水に囲まれ、その姿は壮麗で、「北の大寺院」の異名を持っています。雲居寺、石経山蔵経洞、唐遼塔群からわが国仏教文化の特色の一大宝庫を構成しています。世界に類を見ない14278個の石刻があり、歴史が悠久で、数が多く、造形が独特で、彫刻が精巧な唐遼塔群を所蔵しているため、1961年3月4日国務院によって全国最初の重点文物保護単位に公布されました。1992年には、世界で最も多くの石経板を有する寺院として「北京観光の世界一」に選ばれ、2006年には、厳格な選別を経て、「雲居寺塔・秘蔵経の洞窟・石経」が北京で唯一世界文化遺産に単独推薦され、世界遺産予備リストに登載されました。