基本情報

北京天文館

　北京天文館は、西直門外の天文館と、建国門内の古観象台の2館で構成されている。 天文館は1957年にオープンした中国唯一の大型専門天文館である。9000個の6.55等以上の恒星が映し出される旧館のプラネタリウムに加えて2004年に新館が完成し、デジタルスペースシアター、3Dシアター、4Dシアター、太陽展示室を併設した人気の天文館となった。

　古観象台は明代の1442年から1922年まで500年近くも国立天文台を勤めた古代の天文台である。工芸的に優れた造型や装飾は西洋の影響をうけており、また観測技術や仕組みも西欧学術を反映していて、当時の東西文化交流を垣間見ることが出来る。

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