徐悲鴻記念館

　徐悲鴻記念館は北京市東城区東受禄街の徐悲鴻旧居に位置しています。1970年代に西城区新街口北大街に再建され、1983年1月に再開されました。

　2010年9月、改修・拡張工事のために一時閉館しました。新しい記念館は敷地面積が5363平方メートルで、総建築面積は10855平方メートルです。一般陳列、臨時展示ホール、報告ホール及び児童活動区などがあります。一般陳列には徐悲鴻生涯展、巨大な中国画「愚公移山」、「九方皋」、「田横五百士」などが含まれています。2019年9月17日に再び開館しました。

　記念館は徐悲鴻氏の創作した中国画、油絵、デッサン及び書道などの作品1200点余りを収蔵して展示しています。また、徐悲鴻氏の収蔵した中国歴代の絵画作品とヨーロッパの近現代油絵、デッサン作品1100点以上、及び画集、写真などの貴重な美術資料1万点余りあります。これらの貴重な文化財と資料は、徐氏が亡くなった後、奥さんの廖静文氏がその遺訓によって国家に寄付したものです。

　北京市の愛国主義教育基地に選ばれたこの記念館は、毎年国内外の観光客でにぎわっています。記念館は毎年各地で展覧会を行い、徐悲鴻氏の愛国精神と芸術思想を宣伝しています。