西山大覚寺

　大覚寺として知られている西山大覚寺は、北京西部の郊外にある陽台山の南麓に位置して、千年の歴史を持つ寺院です。澄んだ泉、古木と白木蓮などで有名です。寺院に樹齢1000年のイチョウ、樹齢300年のマグノリアと松などを含まれる160本の古木があり、保護範囲内の古木も多くあります。世間から離れてひっそりしている雰囲気に包まれています。大覚寺のマグノリアの花、法源寺のライラックの花、と崇効寺の牡丹は、北京の三大名花と併称されています。大覚寺八景はお寺の蘭香、千年の銀杏、古いヒノキ、綺麗なクロウメモドキ、霊泉の水、遼の時代に作られた石碑、古い塔と澄み切った池からなっています。
　大覚寺は遼の時代に建てられ、清水院と呼ばれていました。大覚寺は金の時代に金章宗西山八大水院の1つでしたが、後に明泉寺と改名され、明代に再建されて大覚寺と名付けられました。1997年に大覚寺に明慧茶院が建立され、客室、または華やかなスイートも設置されています。また、お寺のうちに会議室とほかのエンターテインメント施設が改築され、中庭に茶室が設置されています。お茶の香りと花の香りが大覚寺の特徴となっています。
　毎年4月に大覚寺マグノリア文化祭が開催され、満開のマグノリアの見学に除き、展示会や文化活動も行われています。 2006年5月25日、明、清の時代の古代建物として、大覚寺は中国国務院によって重要文化財に指定されました。