北京濱河公園

北京濱河公園は北は西便門、南は鴨子橋に至る全長1700メートル、面積3.7ヘクタールの公園である。北京濱河公園は「歴史を魂とし、人を本とし、緑を主体とする」豊かな歴史文化を内包した現代的なオープンエアの帯状公園である。
薊城記念柱は北京建城3040年を記念して設立され、全体は花崗岩で建造され、高さは8.5メートル、基礎は1.5メートルで、方形の台基の上に建てられている。柱の形状は北京に現存する最も古い漢代の墓表の様式を模しており、古風で重厚な造りは北京と宣武地区の歴史の長さを象徴している。記念柱の正面上部には「北京城区 肇始斯地 其時惟周 其名曰薊」の文字が刻まれている。
公園内のもう一つの代表的な建築物が、北京建都記念閣である。西暦1153年に金中都が建設され、これが北京建都の始まりとされ、北京の都市の変遷の中で重要な位置を占めている。2003年、北京建都850周年を記念して、薊城記念柱の南側、金中都大安殿遺址の上に独特な形状の北京建都記念閣が建てられた。
記念閣の全体の形状は、一つの斗拱と東南西北の四つの方向に向かう四体の青銅製の座龍で構成されている。閣の高さは12メートル、地面には花崗岩の石材が敷かれ、約760平方メートルの敷地を占めている。
記念閣の正面は南に向いており、「金宮殿故址」の五つの金色の大文字が刻まれ、その東側には著名な歴史地理学者の侯仁之先生が執筆した「北京建都記」碑文があり、西側には建閣の説明がある。記念閣の正面には、花崗岩の地面に金中都大安殿遺址の配置図が彫られている。