基本情報

瑞蚨祥

　国内外で有名な中華老舗である瑞蚨祥は清光緒十九年(1893年)に開業しました。その創始者は孟子の末裔で、済南出身の孟鴻升であるということです。
　瑞蚨祥は手織りの木綿を売ることから商売を始めたのです。商売の規模はどんどん広がり、品数も日に日に増えていき、絹織物や革製品などの高価なものも取り扱うようになりました。清代末中華民国の初期には、北京最大の生地商となっていました。北京の「八大祥」の第一号として認められていました。
　前門大街に位置する瑞蚨祥の店は和洋折衷の建築で、建物全体はレンガと木材で構造され、お店と付属用の部屋の二つの部分から構成されています。一度焼却されましたが、また再建されました。
　現在の北京瑞蚨祥は基本的に昔の建物の様子を残しています。天井に装飾のついた構造を持ち、石門には彫刻がされ、取り外し可能な雨よけなどは今でも良好な状態で保存されています。

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