郷志・聖水鳴琴

　「郷志・聖水鳴琴」という民宿は、北京都心部からわずか1時間の密雲聖水頭村にあり、南山スキー場と近接しています。いくつかのレストランや民宿のほか、ビジネス的な痕跡はあまり見かけられないです。村人や小動物たちはここでのんびりと暮らしています。

　郷志には「南山庐、聖泉居、鳴琴舎、黍谷院」という4つの庭があり、4つの庭のうち、南山庐と聖泉居には温泉があります。南山庐は、温泉付きの2LDKの独立した庭であります。

　「素朴で飾り気ない精神空間・南山庐」「泉がさらさらと流れるふんわりナチュラルな空間・聖泉居」「煩わしさのない私的な空間・鳴琴舎」「田舎風景の農家空間・黍谷院」というように、この四つの庭はそれぞれ異なる文化的な意味合いを持っています。それによって、民宿も「芳草鮮美にして、落英繽紛たり。土地平曠にして、屋舎儼然たり。良田・美池・桑竹の属有り。阡陌交はり通じ、鶏犬相聞こゆ。黄髪垂髫、並びに怡然として自ら楽しむ」という理想的な田舎を創り、お客様に風景、食べ物、快適な生活を提供しながら、田舎に根付いた深遠な中華文明をしみじみ感じさせます。

　ここでお風呂に入ったり、庭に咲く花や梁を飛ぶ鶯や燕を観たり、阿里山の烏龍茶を飲んだりして、一瞬にして煩悩を忘れることができます。

　また、民宿のインテリアも別世界のようで、シンプルでクラシカルな茶卓や茶道具など、いかにも秘境的なデザインのセンスが感じられます。

　郷志の各庭には、それぞれのストーリーがあり、宿泊者の物語も詰まっています。民宿には食事エリアと広いバーがあり、2階には30人収容のミーティングルームも完備しています。


　夜になって、郷志はカラオケルームに変身します。お客様はまばゆい光と高品質のオーディオに合わせて、心の中の不愉快なことを歌にし、メロディを通して憂鬱を追い払うことができます。

　南山スキーリ場から帰ってきたら、郷志のお風呂に横になって疲れを洗い流し、郷志の名物料理である「一魚八吃」を食べれば、まさに人生の勝ち組になったようです。

　また、花巻蒸し、豚の角煮、鍋物スープ、鶏肉、庭で育てた野菜などすべて子供の頃のお母さんの味です。家を離れているときに最も手作りの味が恋しくなりますから、外見より味が大事。お客様がここでお腹いっぱいになるまで食べるのも不思議ではないほどです。

　お勧めの料理：魚の八つの料理方、花巻蒸し、豚の角煮、鍋物スープ、鶏肉、農家料理など 。

　周辺の観光スポット：雲龍涧景勝地、大雲峰禅寺、雲仏山大溶洞など。